2006年06月19日

「遊び型総合スポーツ少年団」

 私たちの子供の頃は、どこにも空き地があって、いつも誰かが遊んでいました。
学校から帰るとカバンを家にそっと置いて、逃げるように空き地に向かって走ったものです。

なぜですって?

まごまごして見つかると親から用を言いつけられるからです。

 とにかく子供は、シクラメンの歌の台詞のように、どんなに遊んでも疲れを知りませんでした。
空き地へ行くと、もう何人かいて野球をしています。
しかも、人数に合わせてルールを自由自在に創意工夫して楽しむのです。
例えば、「ワンバン・ノーバン」。一人が打者になり、残る子供はグローブを持って守ります。
ピッチャーが投げ、打者が打ち、その打球をワンバウンドかノーバウンドで取った者が今度は打者となって打てるのです。
人数が多くなると、同じ位の子供同士がジャンケンをして、2チームに分かれて試合をします。
人数が9人ずついない場合は、三角ベースと言って一塁と三塁とし、二塁を省きます。
さらに少ない時は、キャッチャーを攻撃チームから出して捕ったりします。

 とにかく子供は遊びの天才で、四季の移り変わりや天候に合わせて大道具・小道具を使って様々な遊びを考えたものです。
しかも、その地域の子供は全員が参加しますから、野球が出来ない子はいないのです。
上手か下手か、好むか好まないかの差はあっても、年上の子供が年下の子供に教えますから、みんな出来るようになるのです。

この遊びには、大人は介在しません。
すべて子供同志でルールを決めて興じます。

 これに比べ、現代の子供たちと言えば、学校から帰ると塾通いかスポーツ少年団。
家の中では、テレビゲームやパソコン。大人以上に忙しいのです。
特にスポーツ少年団は、小学校低学年に入団する為、体の成長いじょうに練習が激しいと、ケガや障害を起こしやすいのです。
骨格や筋肉がまだ未発達の上に高度な技術を要求すれば、肩や肘、膝に負担がかかるのです。
加えて、昔の子供のように遊んでいないので、野球バカ・サッカーバカになりやすいのです。

私は子供会、ボーイスカウト、スポーツ少年団と全てを体験しましたので、その経験からすれば、「小学校の時は基礎体力をつける」ことに専念し、余り高度な技術を教えないこと、小学校の頃はどんな可能性や才能があるか解らないので、様々なスポーツを体験させること。
スポーツ医学を導入して、子供たちの成長に合わせて常に専門家のアドバイスを受けること。
その経験を生かして、中学に入ったら「自分の進むべきスポーツを選択する」ことではないでしょうか。
小学校の頃、素晴らしい活躍をしていながら中学校へ行って伸びないのは、小学校の時にやり過ぎて障害を起こしてしまうからです。

もうそろどろ、スポーツ少年団のあり方を見直してはどうでしょうか。
その一つの選択が、遊び型の「総合スポーツ少年団」ではないでしょうか。

秋 鹿  博
posted by あきしか at 17:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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