2005年09月02日

「日本とアメリカのプロ野球の違い」

 連日アメリカ・大リーグの報道が、テレビから目の中に飛び込んできます。
イチロー選手と松井選手の活躍は私たち日本人、特に野球少年達に、誇りと勇気を与えてくれていると思います。

 このように、大リーグが日本のテレビに取り上げられるようになったのは、何と言っても野茂投手の活躍にあります。
その前に、まったく未知の世界に身を投じた村上投手の存在も忘れてはなりません。
 田口選手も井口選手も良く頑張っていますね。

 今や日本の野球は、その技術面においてはアメリカと並んだと言って良いと思いますが、後は選手一人ひとりの個性とパワーだけのような気がします。
 ところが、アメリカのプロ野球の人気と日本のプロ野球の人気の違いは一体何であろうか、と考えさせられてしまいます。

 アメリカでもプロ野球が低迷し、陰りを見せた時がありました。
 せっかく入場券を買ったのに、選手のストライキで試合が中断することがしばしばあり、経営側と選手側がいがみ合い、混迷している間にバスケットやアメリカンフットボールなど、量も質も多様化しているプロスポーツ界に台頭されて、野球が国民とファンからそっぽを向かれてしまったのです。

 そこで、アメリカのプロ野球界は大改革に取り組んだそうです。
まず、野球場の改築・改造をしました。
危険防止で張られた網を全部取っ払い、グランドと観客席を身近にしました。
選手とファンが同じ目線で交流できるように、一体感を演出しました。

 おそらく日本では、安全だ!危険だ!と言って、こんな思い切ったことは出来ないでしょう。
 いきなりボールが飛んできますから、ファンはプレーから目を離すことは出来ません。
 そこで、観覧席に入ってくるボールがプレゼントされるので、大人も子供もグローブを持って行きます。
 「自分もプレーに参加している」という実感が、アメリカプロ野球の魅力の一つと言えるでしょう。
 楽しむためには危険というリスクも伴い、それは個人の自己管理に任せるという考え方です。

 しかも、アメリカの球場は1つとして同じようなものはなく、そのデザイン、アイディンティティは実に個性的で、そのフランチャイズの町の特色を遺憾なく発揮して、野球だけでなく、アメニティ(遊び心)をふんだんに盛り込まれているのです。
 また、本来のアウトドア(野外)の原点に帰るため、極力人工芝は無くして、自然芝に替えていくとか、ドームではなく天開型にして行くとか、日本はこの流れに逆行しているようです。

 野球整備がハード施策とすれば、システムはソフト施策ということになりますが、これも工夫され改善されたようです。
 まず、特定の有名な選手にありがちな年俸の上限を決めて、行き過ぎた給料を抑制しているとのこと、さらにビックリしたのは、何と日本の政治で変革しようとしている地方交付税(赤字の市や町に多く配分する制度)のように、黒字の球団から赤字の球団へ助成する制度を採用していることです。

 このように、あのアメリカでも何でも競争、競争では、長い目でみると弊害を残し、全体として、プロ野球の発展を阻害すると考えているのです。
 自由競争を放置すれば、ただ強いチームと弱いチーム、観客動員力のあるチームとそうでないチームの開き、格差が出てしまうことを予想して、出来る限り緊張感のあるバランスを常に考えているというのです。
 アメリカのプロ野球の人気の秘訣は、この経営者と選手会、そして何よりもファン(国民)の三者が一体となって取り組み、協力し合っている姿であり、これが成功の源となっているのです。

 日本のプロ野球界においてもすったもんだの末、パ・リーグに楽天という新チームが参入し、ロッテの快進撃で大いに盛り上がっています。
 これに比べ、セ・リーグは阪神・中日は頑張っているものの、巨人の低迷ぶりは目を覆うものがあり、プロ野球全体の足引っ張っているというのが実態です。
 これは、目先の損得ばかりを考え、年俸で有名選手を買いあさった結果であり、当然の報いだとお思います。

 アメリカのプロ野球の改革には、まずポリシー(理念)があって、その次にその理想に近づける方針があるのです。
 この理念と方針によって、5年後、いや10年後の目標を定め、それを具現化する施策があるのです。

 アメリカのこの改革を参考にして、日本のプロ野球界においても、ドラフト制度一つ取っても球団の利害だけでなく、将来大選手となる可能性のある金の卵を日本野球界の人財として育てるような長期的な視野に立って、思い切った改革案をファンの前に明らかにして欲しいものです。
 
 巨人の監督に誰がなるかという低次元の発想からそろそろ脱却して、「ファンあってのプロ野球である」ことを肝に命じて頂きたいと、野球をこよなく愛する一人として願ってやみません。

                               あきしか  博
posted by あきしか at 17:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by みんなのプロフィール at 2005年09月26日 19:19
巨人弱すぎ
Posted by オヤジ at 2006年10月26日 09:10
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